<即断即決を可能にするには>

 

 改善分析などに入るとき、先にトヨタ生産方式の「なぜなぜ5回の改善」のように、どちらかと言えば「理論」を糧とする思考を行う左脳を先に働らかせて「原因」を直接ターゲットに想う前に、誰にも授かる直感的な第三の目と言われる松果体右脳とを働かせて、「理屈を抜き」で先に結果である目的特性(製品特性や症状)などの「変化や結果」の情報の識別(INDEX)としての「トレーサビリティ」情報である「いつ、どこで、何をしたとき」云々の結果の「発生履歴」を、非効率的と思えても先に隈なく捕らえる方が、効果的(正確且つ早期)に「原因」に辿り着けるように成ります。

 また、「何をしたとき」の「何」に相当する影響した要素が複合作用などで複数ある場合は、結果である目的特性へ影響した「優先順位」を確認します。「この確認を飛ばして原因の想定へ急ぐと」、不作為を犯し取返しのできない重大な事故を招いたり、誤った判断から冤罪(的はずれ)を追うことになります。

 

 約一世紀前コンピュータが無い時代に計算自体を効率化するために編み出された近代統計手法の流れにある分析モデルによる、専門的理論から想定した要素の「原特性」と結果である「目的特性」との「2つの特性間」の「有意性」の検証へ直(ただち)に入る前に、 コンピュータのある現在では先駆けて此の「トレーサビリティ」に基づく「結果」に対する「優位性(影響順位)」を合わせた影響要素が何かであるかの分析を行うことで、初めて専門家の手を煩わすことなく、「万象を対象に」した「共通した手順」で、「透明性を確保」して、「公平かつ機械的」に「即時に」原因分析が出来るようになりました。

 

 少し古い話ですが、NHKの番組(H25年5月)で、痔の持病「率(平均)」が最も高く一回当たりのトイレ時間が「平均」して最も長く「トレーサビリティ」である「平均」して野菜の摂取量が最も低い宮城県、それで最も反対なのは静岡県、 「トレーサビリティ」となる看護士さんの永い間の夜間勤務者と昼間勤務の複数の方々の「夜間睡眠」の時間の各「平均値」間でのガンの発症「率(平均)」を比較した中での夜間の睡眠中に脳間の松果体から分泌されるメラトニンホルモンの血中濃度の「平均値」との影響関係や、 「平均」日照時間の異なるカナダ方面と米国の南み方面に住む方々のガンの発症「率(平均)」からした日光にあたり体内で生成されるビタミンDの血中濃度の「平均値」との影響関係などの、発見報告がありましたのを記憶にありますでしようか。

 自然の摂理である「因果の定理(原因の法則)」の発見とともに、先駆けてコンピュータ分析(解析)へ適用した特許を出願してから10年が経ちますが、上記の例のごとく最近特に評判になっているビッグデータから本件分析モデルを用いたコンピュータ解析で発見された「因果関係」が上記のようにテレビ番組等で頻繁に報じられるようになって来ました。

 

 従来から第一義にされる「相関指数」が原因の条件ではないのです。 専門的な分散解析などの数学的知識がない方でも、括られた「トレーサビリティ(履歴)」毎の「結果の平均」を観るこの方法で、理論を越えて惑わされることなく、因果関係を理解することが容易になったのです。

 福島県では子供たちの甲状腺ガンがスクリーニング方法の違いの結果で多いと言う無知な医者もいるが、「同じ検査方法を採って市町村毎に差があることに着目した福島医大の先生の着眼点」は真に正しく、早期な対応に期待したいと思います。 昔からの旧態理論で固執せず、新たな見方を率直に取り入れ、「現実(データ)を即座に読み取り」即決できるようになってください。 

 

 「一度潰れた旧日本航空」の事故、福島の原発事故のいずれでも技術の欠陥が真の原因ではないことに気付いてください。理論理屈に全く関係ありません。専門家に任せた結果が惨事を招いた徹を、2度と踏んではいけません。

 「経過(トレーサビリティ)と結果」で分析した「ガバナンス(管理)」そのもので、自分たちで判断する習慣を付け、大企業経済ファーストから国民市民ファーストへ切り替えて、ひと任せにしない環境を築き、あすの発展を全員の責任で担って行こうではありませんか。

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